【症例】妊娠39週、予定日5日前でも子宮頸管が長い…安産鍼後、予定日翌日にご出産された29歳女性

ご相談内容

29歳女性。

妊活中から当院の子宝鍼灸に通われ、無事に妊娠されました。

妊娠39週(出産予定日の5日前)の健診で、

  • 子宮頸管がまだ長い
  • 赤ちゃんが十分に下がってきていない

と説明を受け、不安になってご相談いただきました。

1人目のお子さんも予定日を6日過ぎてからの出産だったため、

「今回も出産が遅れるのでは…」

と心配され、安産鍼をご希望されました。


ご来院時のお身体の状態

お身体を確認すると、

  • 骨盤周囲の筋肉や関節の動きが硬い
  • 仙骨周囲より上方に圧痛がある
  • 全身の筋肉の緊張

がみられました。

東洋医学では、出産に向けた身体の準備が十分に整っていない状態と考えられました。


当院で行った施術

お身体の状態に合わせて、

  • 骨盤周囲の緊張を和らげる施術
  • 出産に向けて身体のバランスを整える施術
  • 東洋医学で陣痛や分娩をサポートすると考えられているツボへの鍼刺激

を行いました。

※安産鍼は陣痛を保証したり、必ず出産日を早めたりするものではありません。お身体の状態を整えることを目的に行っています。


その後の経過

施術後、

予定日を1日過ぎた日におしるしがあり、

その日の夜、無事にご出産されました。

母子ともに元気とのご報告をいただき、スタッフ一同とても嬉しく思っています。

本当におめでとうございます。


出産前には骨盤が自然に緩む仕組みがあります

妊娠後期になると、リラキシンというホルモンが分泌されます。

リラキシンには、骨盤の靭帯や関節を少しずつ柔らかくし、赤ちゃんが産道を通りやすい状態へ準備する働きがあります。

また、出産が近づくとプロスタグランジンオキシトシンなどのホルモンも働き、子宮頸管が柔らかくなったり、陣痛が始まったりと、身体は自然に出産へ向けて変化していきます。では今回、なぜ出産が進みにくかったと考えられたのでしょうか?


出産が予定より進みにくくなる原因は、一つではありません

西洋医学でも、

  • 初産・経産婦かどうか
  • 赤ちゃんの向き
  • 子宮収縮
  • 子宮頸管の熟化
  • 骨盤とのバランス

など、さまざまな要因が関係すると考えられています。

今回の患者さんは、それに加えて東洋医学では次のような状態が考えられました。


① 骨盤周囲の硬さ

2人目の妊娠ということもあり、

仕事や上のお子さんの育児で忙しく、ご自身の身体をケアする時間がほとんどありませんでした。

そのため、

  • 骨盤周囲
  • 股関節
  • お尻

の筋肉が硬くなり、

赤ちゃんが通る産道周囲の柔軟性も低下していたと考えられました。

当院では、出産に向けて骨盤周囲の緊張を和らげる施術を行いました。


② 東洋医学でいう「気血不足」

患者さんは妊娠後期までつわりが続き、

十分に食事を摂ることが難しい状態でした。

東洋医学では、

出産には「気(エネルギー)」と「血(けつ)」が充実していることが大切だと考えます。

そのため、

身体全体の巡りを整え、出産に向けた体力づくりを目的とした施術も行いました。


安産鍼はどんな方におすすめ?

当院には、

  • 赤ちゃんがなかなか下がってこないと言われた
  • 子宮口がまだ硬いと言われた
  • 骨盤や股関節が硬い
  • 妊娠後期の腰痛や股関節痛がつらい
  • 少しでも良い状態で出産を迎えたい

という方が多く来院されています。

安産鍼は自然な陣痛や出産を保証するものではありませんが、出産に向けて身体のバランスを整えるサポートとして施術を行っています。


担当者からひとこと

出産は、お母さんと赤ちゃんが一緒に進めていく大切な時間です。

当院では、妊活から妊娠中、そして出産まで安心して過ごしていただけるよう、お一人おひとりのお身体の状態に合わせた施術を心掛けています。

安産鍼についてご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。