ご相談内容
30代の妊婦さん。
第2子を妊娠中で、妊娠30週頃に逆子と診断されました。
第1子の妊娠中も逆子になったことがあり、今回も逆子体操や左側を下にして寝るなどの方法を続けていましたが改善せず、ご相談いただきました。
ご来院時のお身体の状態
お身体を確認すると、
- 鼠径部(足の付け根)の筋肉が硬い
- 下腹部に強い緊張がある
- 姿勢の左右バランスが崩れている
状態でした。
赤ちゃんが動くスペースが十分に確保しにくい可能性があると考え、身体全体のバランスを整える施術を行いました。
当院で行った施術
施術では、
- 鼠径部や骨盤周囲の緊張を和らげる鍼灸
- 東洋医学で逆子の改善を目的として使われるツボへのお灸
- 身体の左右バランスを整える施術
を行いました。
さらにご自宅でも、
- お灸
- 鼠径部や胸郭のストレッチ
- 姿勢のセルフケア
を続けていただきました。
その後の経過
2回目の施術から3日後の健診で、
赤ちゃんが頭位へ戻っていたとご報告をいただきました。
その後もう一度ご来院いただき、身体のバランスを確認・調整し、無事に卒業となりました。
なぜ逆子になるのでしょうか?
実は、逆子になる原因は一つではありません。
西洋医学では、
- 妊娠週数
- 羊水量
- 胎盤の位置
- 子宮の形
- 赤ちゃんの大きさ
など、さまざまな要因が関係すると考えられています。
一方で東洋医学では、
- 身体の冷え
- 骨盤周囲の緊張
- 血流の低下
- 全身のバランスの乱れ
などによって、お腹の環境が整いにくくなることも一因と考えます。
1人目が逆子だった方は2人目も逆子になりやすい?
1人目が逆子だったからといって、必ず2人目も逆子になるわけではありません。
しかし、
- 姿勢のクセ
- 骨盤のバランス
- 股関節や鼠径部の硬さ
などが変わらない場合は、同じような状態になりやすいことがあります。
当院でも、1人目・2人目ともに逆子でご相談いただくケースは少なくありません。
鍼灸では何を目的に施術するの?
鍼灸で赤ちゃんを直接回すことはできません。
当院では、
- 骨盤周囲や股関節の緊張を和らげる
- 血流を整える
- 自律神経のバランスを整える
- お腹の環境を整える
ことで、赤ちゃんが動きやすい環境づくりを目指しています。
逆子のお灸はいつから始めるのがおすすめ?
一般的には、30〜34週頃がご相談の多い時期です。
赤ちゃんが自然に頭位へ戻る可能性もある時期ですが、妊娠週数が進むにつれて子宮内のスペースが限られてくるため、気になる場合は早めのご相談をおすすめしています。
担当者からひとこと
逆子は赤ちゃんの個性や子宮の環境など、さまざまな要因が関係するため、「これをすれば必ず治る」というものではありません。
当院では、お母さんの身体を整え、赤ちゃんが動きやすい環境づくりをサポートすることを大切にしています。
逆子でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。